airaingood’s diary

このブログは、裏勝手に、自由に、裏の話(倫也さんの体調管理も含む)

だめ記事

完全に恋あたおろし!!

恋あた以外は、辛い評価をしても、期待値の表現で終わっている。

恋あただけは、落としっぱなし!

これはーーー

やはり、残念だが私の感じているほうこうなのか。

なぜ、そんなに恋あたが目の敵にされる理由!!

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最終回で驚異の32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という“令和史上最高視聴率”をマークした夏ドラマの『半沢直樹』(TBS系、日曜午後9時~)。同作と比べると、今年の秋ドラマは高視聴率の作品や大きな話題を生むドラマがまだまだ少ないのが現状だ。

 そんななかで初回視聴率15%前後とまずまずのスタートを切ったのはヒットシリーズの『相棒 season19』(テレビ朝日系、水曜午後9時~)、昨年の夏クールに続く医療ドラマ『監察医 朝顔2』(フジテレビ系、月曜午後9時~)、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』を手掛けた中園ミホ脚本の『七人の秘書』(テレビ朝日系、木曜午後9時~)くらい。いずれも人気作の続編や有名脚本家によるドラマのみがどうにか健闘している形だ。


 そこで、序盤が放送されたなかで(11月11日現在)、今秋のドラマをテレビ業界関係者たちはどのように見ているのか? さらにこれからでもぜひ見たほうがよい作品は何なのか? 彼らに直撃して本音を探った。

◆意外な良作は新感覚BLドラマ

 まず、某キー局でドラマのプロデューサー補を務める30代男性のA氏はこう語る。

中園ミホさん脚本の『七人の秘書』が面白いですね。組織や大企業などの闇を7人の個性豊かな秘書たちが暴いていく王道の“勧善懲悪”ドラマ。メインを務めるのが木村文乃さん、広瀬アリスさん、菜々緒さんといった面々でもしかするとキャスティングがやや弱いのかなと思っていたのですが、ストーリーがよいので問題はなかったです。


 中園さんらしいテンポのよい展開に加えて、女性たちの本音と強さをこれまでのドラマ以上に堂々と描いている点が共感を呼んでいるのではないかと思います。女優陣でいえば、病院長秘書・パク・サラン役のシム・ウンギョンさんの演技力は群を抜いていますね。映画『新聞記者』での名演でも話題を呼びましたが、独特の雰囲気を持った彼女は今後ドラマ界を席捲していきそうな気はいます。

 意外な良作として挙げたいのは『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系、木曜深夜1時~)ですね。内容は、童貞のまま30歳を迎えたサラリーマン・安達が“触れた人の心が読める魔法”を手に入れて、イケメンで仕事ができる同期・黒沢と恋愛関係になっていくというBLドラマ。

 若い女性たちの間で人気があると聞いて初回から見たのですが、見ているコチラが恥ずかしくなるような胸キュン展開の応酬に驚きました(笑)。ボーイズラブの設定ではありますが、王道の魅力、ラブストーリーも捨てたモンじゃないと気づかされた作品ですね」

◆最終回で視聴率爆上げもある『35歳の少女』

 ドラマ制作会社でプロデューサーをする40代男性のB氏にも話を聞いた。

「個人的には『35歳の少女』(日本テレビ系、土曜午後10時~)です。初回こそ11.1%と好スタートを切りましたが、その後は右肩下がり。しかし、後半にとんでもない展開やどんでん返しを持ってくることで有名な遊川和彦さんの脚本ですから、『女王の教室』や『家政婦のミタ』のような急上昇を期待してしまいますね。

 徐々に真相が明らかになってきており、最終回は15%くらいまでは跳ね上がるのではないかと思います。難役を見事にこなしている柴咲コウさん、ここ数年再び輝きを放っている橋本愛さんは素晴らしいのですが、坂口健太郎さんがどうしても35歳の役に見えないのが唯一残念なところ。『半沢直樹』の後番組になる『危険なビーナス』(TBS系、日曜午後9時~)も非常によくできているドラマだと思います。妻夫木聡さん、吉高由里子さん、ディーン・フジオカさんといった実力派俳優がそろっているだけに、終盤は演技力で見せるシーンを増やしてほしいです。現状だとサスペンスの要素が多めなのがもったいない」



『この恋あたためますか』はマニアックすぎた?

 B氏と同じドラマ制作会社に務める、アシスタントプロデューサーの20代女性・C氏は女性目線から良作を語ってくれた。

「『監察医 朝顔2』(フジテレビ系、月曜午後9時~)は毎回涙しながら見てます。昨年のシリーズよりもさらにエモーショナルなセリフや展開が多くなり、今どき珍しいハートフルなドラマで泣きたい人にはピッタリ。東日本大震災をテーマにしている作品ではありますが、コロナ禍という状況にもマッチしている。


 残念なのは『この恋あたためますか』(TBS系、火曜午後10時~)。マンガや小説の原作が全盛の時代にオリジナル作品で勝負しているところは評価しますが、コンビニチェーン社長とコンビニ店員という設定がマニアックすぎた印象です。スイーツをテーマにしたいのであれば、パティシエとかでもよかったのかなと……。森七菜さんもキュートで演技力のある女優さんですが、中村倫也さんの相手、ヒロインとしてはまだ見た目も演技も幼すぎるかなと思ってしまいました」


◆脚本家がおススメするのは朝ドラチックな『姉ちゃんの恋人』

 一方で、脚本家にも感想を聞いた。ラブストーリーやミステリードラマを手掛けてきた女性脚本家のD氏だ。

「もっと数字が伸びてもよいのにと思っているのは、有村架純さん主演の『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系、火曜午後10時~)です。脚本を手掛ける岡田恵和さんらしい温かい気持ちになれる脚本はもっと評価されてもよい。セリフや設定はベタでも胸を突くような奥深さを描けるのが岡田さんの魅力。私には到底マネできないところなのですが、放送時間帯と視聴者がマッチしていないのかな。朝ドラであれば余裕で20%超えはすると思いますし、今クールで一番ラストが気になる作品です」

◆もっとも期待外れな作品は?

 期待外れなのは、『先生を消す方程式。』(テレビ朝日系、土曜午後11時~)。もっとSNSを駆使して考察マニアたちを刺激する仕掛けを作るかと思っていましたが、それほど盛り上がっていない。脚本や展開にもやや既視感を感じてしまいました。しかし、『あなたの番です』も後半になって大化けしたドラマなので、今後に注目している作品でもあります」

 以上のように、業界関係者が語る注目作や期待外れのドラマを紹介してきた。彼らがこぞって口にしていたのが、現状こそ視聴率で奮っていなくとも“秋に実る果実”のようにこれから熟し出す可能性のあるドラマがありそうという意見だ。今からでもリアルタイム視聴や見逃し配信ですべてのドラマをチェックしてみてはいかが?<取材・文/木田トウセイ>【木田トウセイ】
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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